こだまdeしょうか?

渋谷で働く学生起業家のブログ

日経カレッジカフェ副編集長が語る「これからの仕事選び・働き方に必要な4つの視点」

5月24日に行われた第6回ベンチャービジネス論。

今回はスペシャルゲスト講師として、明治大学の先輩でもある日経カレッジカフェ副編集長 渡辺茂晃さんをゲスト講師としてお迎えし「これからの仕事選び・働き方に必要な4つの視点」というテーマでお話しいただきました。

f:id:KodamaYutaro:20170525123830j:plain

f:id:KodamaYutaro:20170525125659j:plain
渡辺茂晃さん
1991年明治大学商学部卒業後、日経事業出版社入社。高齢者向け雑誌編集、日本経済新聞社産業部記者を経て、98年より就職事業情報誌、書籍の編集に携わる。2005年より日経就職ナビ編集長。日経就職ナビの「メールなんでも相談」コーナでのメール相談やイベント、公園などで、年間1000件以上の就活相談に答える。著書は『これまでの面接vsコンピテンシー面接』『漫画で完全再現!面接対策』がある。かぶしき 会社日経HR 事業開発室 編成部長、兼日本経済新聞社 人材教育事業局教育コンテンツ部 人材事業部日経カレッジカフェ 副編集長、桜美林大学大学院 大学アドミニストレーション研究科 非常勤講師。

人口減少

現在、一年間で約30万人の人口が減っているという。

そして、30年後には人口が1億人を切ります。
その頃には、毎年50万人の人口が減って行くと言われています。
つまり、毎年鳥取県の県民数くらいの人口が減っていくことに。

それとは逆に、年齢層は上がっていきます。
今までの体制のまま高齢者率が上がっていけば、それだけ若者の負担が増えていくことになるでしょう。
そして、サービスの対象が高齢者になっていき、傾向も変わっていくことでしょう。
日本は、高齢層向けの国の形に変わっていくのです。
さらに、生涯未婚率は上がっていっています…

このように問題が山積みの中で、我々はどう対処していけばいいのでしょうか? 渡辺さんが言っていたのは「世界に目を向けること」でした。

日本の市場は小さくなっているが、世界の市場は拡大していきます。

アジアを中心にGDPはドンドン拡大しています。
今後は日本に留まるのではなく、アジアを中心に世界各地で働くのがスタンダードになっていきます。

まだ先ですが、確実に今後世界でも高齢化の社会になっていくでしょう。 そうなった時のために、今から日本で高齢化向けサービスを充実させておけば、今後来る世界の高齢化でも役立たせることができます。

日本だけを見ているために、暗くなってしまうのです。
国内だけでなく、海外も視野にいれて市場を見ていきましょう。

働き方改革

政府は声を上げて長時間労働の是正」を行おうとしています。

残業時間が多いという問題は深刻です。

データを見ると労働時間が減っているように見えますが、実は正社員の労働時間は変わっていません。
非正規・パートの割合が増えていることによって、一人あたり労働時間が減っているように見えているだけなのです。

「過労死」が昨年問題になりました。
過労死には2種類あります。

肉体的 251件
精神的 472件

月80時間以上残業をしていると、身体に影響を起こすと言われています。

「働き方改革によって、ブラックがなくなって楽になる」と思っている人がいます。
これは誤解です。

むしろ個人にとっては、より厳しくなるのです。
今まで働いていた時間より短い時間で今以上のアウトプットを求められるのです。
そのためには、生産性を高めていかなくてはなりません。

そして先ほどの少子高齢化とも合わせて、一人当たりの生産性を高めていって、人が減っても同じように豊かな社会を支えられるようにしていかなくてはなりません。

第四次産業革命

これから、第四次産業革命が来ると言われています。 第四次産業革命とは何でしょうか?

第一次:石炭、石油蒸気による工業
第二次:電力の活用
第三次:工場の自動化
第四次:IoT、AI ←コレ 

ロボットを使って、人がいなくても稼働できるようにしていこうという流れです。

最先端の技術では、どんなことが可能になるのかご覧ください。



一方で、「ロボットによって、人間の仕事が奪われていく」という議論もあります。
ロボットに代替されていくことで、人が働く場所が無くなってくると言われています。

たとえば、以下のように言われています。
・2030年度には735万人の雇用がなくなる
・AIで10~20年後には労働人口の49%が代替可能に

単純作業系の仕事は無くなっていってしまうのです。

しかし、上流工程はなくなりにくい(経営企画・商品企画など)と言われています。
(経産省「新産業構造ビジョン」~第4次産業革命~)

f:id:KodamaYutaro:20170524213343p:plain

http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/shin_sangyoukouzou/pdf/008_05_01.pdf

以下の日経電子版のサイトでは、入力した仕事がなくなりそうかを測定してくれます。

vdata.nikkei.com

女性活躍推進

2020年までに女性の管理職の割合を30%にするという目標があります。
しかし、現状では6%という数字。

もう一つ、2020年までに女性役員の割合を10%にするという目標もあります。
こちらの現状は3.4%です。

上場企業の役員が合計41000人いる中で、女性役員は1381人。
さらに社内取締役に限った話で言えば、400人しかいません。
つまり、社内から出世して役員になる女性は1%もいないのです。

世界の先進国で見ても、ここまで低いのは日本だけです。
世界からは多様性が進んでいないと取られてしまいます。

これらの問題を踏まえて、渡辺さんから

f:id:KodamaYutaro:20170525124240j:plain
生産性、多様性、創造力など課題は山積みな中で、これからの我々はどうしていけばいいのか。
「いろんな人との繋がりを持って、仕事を創造していくこと」が大事だと渡辺さんは仰います。
多様な考え方を知って、既存の考えに囚われないように生きていくことが大事。

渡辺茂晃さん、ありがとうございました!
college.nikkei.co.jp

児玉悠太朗